今年もインフルエンザが流行する季節が近づいてきましたね。
予防接種を受けるなら、インフルエンザの流行に合わせて受けたいものです。
時期を間違えると、せっかく打ったワクチンの威力が発揮できませんから、
ここでは、インフルエンザ予防接種を打つ時期や効果・持続期間、費用について
お話していきます。
インフルエンザが最も流行する時期は?予防接種後すぐに効果は発揮される?
日本では、毎年インフルエンザが流行し始める時期は、例年12月~3月になります。ピークは、例年1月~2月です。
インフルエンザウイルスは乾燥を好みますので、湿度が低くなる冬場に流行するんですね。
インフルエンザはいったん流行が始まると、あっという間に多くの方へ拡がります。感染力が強いのです。
どのように感染するのかというと、飛沫感染です。
飛沫とは、咳やくしゃみの際に口から発生する小さな水滴のことで、インフルエンザに感染している人の飛沫が、自分の体内に入ってきてしまうと感染のリスクは高まります。
なので、その飛沫を浴びないようにすればインフルエンザに感染するリスクを減らすことが出来るわけです。
・じゃあ、インフルエンザに罹っている人に近づかなければいいんじゃん!
と、お思いでしょう?そもそも、インフルエンザに罹っている人に、好んで接触したい人がいると思いませんが・・・。
【 潜伏期間 】というものをご存知でしょうか?
症状は出ていないけど、実はインフルエンザウイルスに感染している期間の事を言います。
インフルエンザは感染してすぐに発症する訳ではないんですね。
なので、相手の潜伏期間中に自分が感染してしまう事もあります。インフルエンザウイルスの保菌者は症状が出ていない為、誰が保菌者が分かりませんので、気を付けないといけません。
そこで、感染リスクを減らすために予防接種を受ける訳ですが、予防接種は打った直後から効果を発揮してくれるのでしょうか?
実は、インフルエンザワクチンは、これまでの研究からワクチンの予防効果が期待できるのは接種した(13歳未満の場合は2回接種した)2週後からと考えられています。(※1)
接種後2週間は予防効果が発揮されないという事です。
ですから、インフルエンザが蔓延する前に予防接種は受けるべきという事が分かりますね。
インフルエンザの予防接種はいつする?効果はいつまで?持続期間は?
では、予防接種はいつしたら一番効果が発揮できるのでしょうか?
インフルエンザは例年12月~3月頃に流行し、例年1月~2月に流行のピークを迎え、ワクチン接種による効果が出現するまでに2週間程度かかりますから
遅くても毎年12月中旬までにはワクチン接種をしておきたいと考えられます。
・12月中旬に接種して、1月、2月のピーク時にも効果が続いているの?
そこ、不安ですよね?
早く打ち過ぎて、ピークの時に効果が無くなったら…。
ご安心ください。
インフルエンザ予防接種の効果持続期間は、接種後2週間~5ヶ月といわれています。
ですから、12月中旬に接種すれば翌年5年中旬までは効果があるということになります。
正直、私は5月まで効果があってもなぁ…と思います。
だったら、11月くらいに接種しておいた方が早めに予防対策もできますし、万が一、ワクチンがなくなって接種出来ない!という事態にもならないでしょう。
インフルエンザ予防接種の費用はどのくらい?病院に予約は必要?
インフルエンザの予防接種は、健康保険適用外です。何故なら、病気に対する治療ではなく、あくまでも予防のためだからです。
高齢者など一定の年齢以上の方は、自治体によっては補助金がでるところもありますが、原則的に全額自己負担となります。
気になるお値段ですが、医療機関によってまちまちです。病院側が金額を決めるので、何ヶ所か問い合わせてみると良いと思います。
私は3ヶ所の病院に確認したところ、2ヶ所が3,780円で、1ヶ所が4,320円でした。
ワクチンは同じなので、通える範囲内の一番安い病院で受けました。
私が行った病院は予約が必要ではありませんでしたが、中には予約が必要な病院もありますので、確認してから行かれることをおすすめします。
インフルエンザ予防接種のまとめ
いかかでしたでしょうか?
インフルエンザは例年12月~3月頃に流行し、例年1月~2月に流行のピークを迎え、
ワクチン接種による効果は、接種後2週間~5ヶ月です。
インフルエンザは罹ると本当に辛いですからね。
出来ることなら罹らないで冬を乗り切りたいです。
ワクチンは一緒なので、近隣の中で一番安い医療機関を探し、11月中に接種することをおすすめします。
一緒にこの冬を乗り切りましょう!
参考文献
※1 厚生労働省ホームページ インフルエンザQ&A