うちの両親は大丈夫?寝たきりや介護状態にならない為にしておきたい事

どーも、高齢者介護施設で働いている小晴です。

私の両親も、高齢者と呼ばれる年齢になってきました。

まだ元気に2人で暮らしています。

仕事柄、他人の親御さんを介護している訳ですが、

そろそろ、自分の両親の老後も考えなくてはいけないなぁ…。

なんて思っているところです。

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あなたの両親は健康?それともフレイル?

突然ですが、【フレイル】って言葉を知っていますか?

【フレイル】とは、【虚弱】を表す言葉で一人で外出したり、身の回りの事をする事が
難しく、身体能力・運動機能だけでなく心や社会性が衰える状態を指します。

他にも、【サルコペニア】【ロコモティブシンドローム】という言葉を聞いたことが
あるかもしれません。

【サルコペニア】は、加齢、その他原因により筋力が低下した状態。
【ロコモティブシンドローム】は、運動器障害、歩行や日常生活に支障が出る。転倒、骨折などのリスクが高まっている状態。

を指しています。

段階的に言うと、
【健康】 → 【フレイル】 → 【サルコペニア】 → 【ロコモティブシンドローム】 →【寝たきり】

となります。

「転んでから寝たきりになってしまった。」と聞いたことがあるかもしれません。

2週間寝たきりになると、7年分の筋力を失う事になると言われています。
怖いですよね。

そして、日本の平均寿命をご存知でしょうか?

【平均寿命】

男性:80.98歳   女性:87.14歳

今や男性も80歳を超えてきました。すごいし喜ばしい事です。

ですが、日本の健康寿命は、

【健康寿命】

男性:71.2歳    女性:74.2歳

となっています。

平均寿命と健康寿命では、約10歳前後の差があるのです。
【厚生労働省2013年・2017年】

これがどういう事かというと、要介護状態・寝たきりの期間が約10年程あるという事。
しかも、両親が同時に介護状態になって同時に終わるという事はあまりありませんから、
10年以上介護状態が続くという事も少なくないです。

自分の両親は、いつまでも元気なのが当たり前と思いがちで、突然、介護状態になって
どうしていいか分からなくなるご家族がたくさんいます。

そうなる前に、いつまでも元気でいて欲しいですから、あなたのご両親が今健康なのか、
フレイルなのか、はたまた既に要介護状態の一歩手前まできているのか?

病気もそうですが、早期発見・早期治療が重要です。

そもそも、人はどうして要介護状態になるのでしょうか?
厚生労働省がまとめた資料では次のようになっています。

【要介護者の、介護が必要になった主原因】

1位:脳血管疾患   (18.5%)

2位:認知症     (15.8%)

3位:高齢による衰弱 (13.4%)

4位:骨折・転倒   (11:8%)

5位:関節疾患    (10.9%)

【厚生労働省「国民生活基礎調査の概要」平成25年より】

3位・4位の状態は、今から対応すれば回避する事が出来るかもしれません。
(脳血管疾患や認知症などは今回のものとは対処法が違うため別の機会にお話しします。)

今、健康でなくても、フレイルの段階なら対応次第で容易に健康状態に戻る事が出来ます。

両親が要介護状態になると、あなたの生活リズムにも大きく影響することになります。

チェック方法は簡単ですから、手遅れになる前に一度チェックすることをお勧めします。

運動機能からみるフレイルチェック

まずは、運動機能から見ていきましょう。
体力・筋力が衰えていると、何をするにも億劫になりがちです。

● 指輪っかチェック ●

1.自分の親指と人差し指で円を作ります。

2.利き足ではない方の足のふくらはぎの一番太い部分を、先ほど作った指輪っかで囲みます。その時の体勢は、椅子に座り前かがみになり、足の裏は床についている事。

→→→ 指輪っかよりもふくらはぎの方が細い人は要注意。               ふくらはぎの筋力が衰えています。
筋力が衰えている人は、筋力がある人に比べ3.2倍死亡率が高いです。

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● 片足立ち上がり ●

1.高さ約40㎝の椅子に座り、反動を使わずに片足だけで立ち上がる。

2.立ち上がった後、片足のまま3秒間キープします。
(※膝に痛みがある時は行わない。転倒の危険があるので一人では行わない。)

→→→ 出来なかった人は、足腰が弱く、太ももの前の筋力が衰えています。

● ペットボトルのフタ開け ●

1.ペットボトルのフタを開ける。

→→→ 開けられないと握力が低下しています。

● 横断歩道を青信号のうちに渡り切れる ●

→→→ 全体的に筋力が衰えています。

いかがでしたか?
ご両親もそうですが、自分でやっても良いと思います。
私は「片足立ち上がり」がヤバかったです。(;^ω^)

食事からみるフレイルチェック

高齢になると1日3食食べていても、栄養失調なんて事があります。
痩せ過ぎは死亡率を上げます。元々痩せていた方はまだしも、高齢期になってから
痩せるのはあまりよくありません。(肥満過ぎる方は別ですが)
しっかり栄養を取り体重を維持することを心掛けましょう。

日本人の平均であるBMI20より下回っていると死亡率が高くなります。(65~79才まで)

参考までに【BMI22】の身長別体重は以下の通りです。

身長150㎝・・・49.5㎏
身長160㎝・・・56.3㎏
身長170㎝・・・63.6㎏

特に75歳以上の方はしっかり食事をとりましょう。

● たんぱく質・乳製品を毎食食べているか? ●

→→→ 食事の時間にお腹がすきますか?
たんぱく質が不足すると筋力が増加できません。
なんでもバランスよく食べることが大事です。
たんぱく質が不足すると、運動をしても筋力が効率よく増加できません。

● たくあん・サキイカなどの固いものを噛み切れるか? ●

→→→ 噛み切れない人は、噛む力が衰えています。

● 「タ」・「カ」を1秒間に6回言えるか? ●

→→→ 5秒間「タ」を言い続けてた回数を5で割って、6回以上になるか調べます。
6回未満の場合、舌の機能が衰えています。
舌の機能が衰えると食べづらくなります。舌の筋力が衰えている人は全身の筋力が衰えています。

● 一人で食べない ●

→→→ 毎回は難しいと思いますが、家族や友人と一緒に食事をとるようにすると良いです。
楽しく食べる事を意識します。

社会参加からみるフレイルチェック

社会参加というと、何かボランティアをしなきゃいけないのか?
などと考えるかもしれませんが、

もっと簡単に考えます。

若いころは、仕事をしていたり、
子どもの関係で、学校やママ友、地域の役割など
人との関わりもあったと思います。

高齢になってくると、親しい知人が病気で亡くなったり、
自分も外に出るのが億劫になり、
行動範囲が狭まりますよね。

● 社会参加のチェック方法 ●

・昨年と比べ外出回数がどうか?
・仕事以外で気兼ねなく話せるともだちがいるか?
・誰ともしゃべらない日がある。

→→→ 社会参加の衰えはフレイルの入り口です。

●目的意識を持って出かけるところがない → 結果的に動かない

→ 筋肉が減る → お腹がすかない → 食事量が減る → 栄養が偏る

→ さらに筋肉が減る (負の連鎖となる。)

うちの両親は大丈夫?寝たきりや介護状態にならない為にしておきたい事のまとめ

誰でも介護状態になりたくてなる人はいません。

ただ、自分がフレイル(虚弱)状態になっていることに気が付いている人は
なかなかいないのではないでしょうか?

私の勤めている施設に通って来ている高齢者は、だいだい面倒な事はやりたがりません。

でも、今の自分の健康状態を把握する事は大事です。
早めに気付き、対処することが、いつまでも健康でいる為に必要なのです。

だから、ご両親にもフレイルチェックをしてもらい、
現状を把握する機会を作ってあげてはいかがでしょうか?

そして、もしフレイル状態なら、早めに対応して
いつまでも元気でいてもらいたいものですね。

運動・食事・社会参加、出来ることから始めれば良いと思います。

継続する事が重要ですので、続けられるものを選びフレイル予防をしてください。

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