もしかして認知症?最近親が忘れっぽい。高齢者の物忘れ原因と対策


介護福祉士の小晴です。(*^▽^*)

「最近、どーもうちの親の物忘れが気になる。」

薬の飲み忘れが増えたり、約束してたことを忘れたり、

前に伝えていたことも「え?そんな話聞いてない。」なんて言ってみたり、

ちょっと、もしかしてうちの親、認知症?なんて思った事ないですか?

年齢が高くなれば、ある程度は仕方がないかもしれませんが、年齢のせいにして諦めるのは良くないのかなぁと思います。

認知症にもいくつか原因がありますが、今日は「NHKガッテン!」で放送された情報を元に、高齢者の物忘れの原因と対策についてお話しします。

※平成30年5月23日放送「物忘れ&認知症を予防!”記憶物質”大発見SP」を元に記事を作成しています。

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物忘れをひどくする原因は血液検査で分かる

定期的に健康診断をしていますか?

医者嫌いで風邪を引いても病院に行かない、または行きたがらない高齢者がいます。

軽い風邪程度なら行かなくても問題ないかもしれませんが、自覚症状がないまま病状が進んでいる場合もありますから、せめて年1回は自分の親には、健康診断を受けてもらいたいものです。

で、健康診断をすれば血液検査をしますよね。

その血液検査の数値から、もしかしたら物忘れの原因が分かるかもしれないんです。

それは、どの数値なのかというと、

【 血糖値 】です。

中でも、【 HbA1c 】(ヘモグロビン・エーワンシー)という項目に注目してください。普通の血糖値ですと、血液検査をした時の血糖値しか分かりませんが、【 HbA1c 】は過去1~2ヶ月の血糖値の平均を表す数値です。

この数値の正常値は、4.6~6.2%です。6.5%を超えると糖尿病が疑われます。

今回は、糖尿病の話ではありませんので深く触れませんが、この【 HbA1c 】の数値が高いと物忘れ、いわゆる認知症の症状が出やすくなってきます。

なので、「最近忘れっぽいなぁ…。」と、物忘れが気になったら、血液検査の結果を確認してみてください。

HbA1c の値が65歳未満の場合は5.7%以上、65歳以上の場合は6.2%以上で注意が必要です。生活習慣の見直しを検討した方が良いでしょう。

食後2時間後の血糖値が140g/dL以上の方も要注意です。

血糖測定は病院に相談するか、郵送で出来る市販の検査キットでも測定が可能です。

血糖値が高いとどうして物忘れがひどくなるのか?

では、血糖値が高いと何故、物忘れがひどくなるのでしょうか?

物忘れにも色々ありますが、「アレアレタイプ」や「すっかり抜け落ちタイプ」があります。

アレアレタイプは私も良くあります。(;^ω^)

「ほら、あの芸能人の名前何だっけ?あのドラマに出てて、旦那さんはあの人で…」なんて周りの情報はたくさん出てくるのに、当の女優さんの名前は全然出てこない。そして3日後くらいに突然思い出したりします…。

すっかり抜け落ちタイプは、何かをしようとその場所に来たのに、「あれ?何をしに来たんだっけ?」というやつです。血糖値が高いために起こる物忘れはこちらの物忘れです。

物忘れがひどいという事は、脳が正しく機能していない状態ですよね。

よく、脳には糖分が必要と言います。だから、テスト勉強中にチョコレートを食べると効果的なんて事聞いた事ないでしょうか?将棋の対局中も長時間にわたる時、10時と15時におやつタイムがあるそうです。

そんな事を聞くと、【 血糖値が高い=物忘れ 】につながらない気がしますが、実は大いに関係があるのでした。

確かに脳を動かすためには糖分が必要です。体の中で一番たくさん糖を使っているのは脳です。血糖値が正常な人は、なんと1日に約100gの糖を消費するんだそうです。

※NHKガッテン!より画像引用

逆に、血糖値が高めな人は脳に糖分が行き届いていない状態になります。

※NHKガッテン!より画像引用

血糖値は高いのに糖不足に脳は陥っている不思議な状態です。

その不思議な状態を引き起こす原因はなんなのでしょう?

私達は食べ物を食べると、血液の中に糖が増えます。血糖値が上がる訳です。すると、インスリンというホルモンが膵臓から出てきて、血液中にある糖分を細胞に取り込むよう指示してくれます。インスリンは血糖値を下げる役割を担っているホルモンです。インスリンのお陰で血糖値が下がるのです。

だから?なんで物忘れになるの?インスリンが物忘れにどう関係しているの?って事ですが、

甘いものをたくさん摂り過ぎて、血糖値がグーンとあがるとします。

人間にとって血液中に糖がたくさんあるという状態はかなり危険なんですね。高血糖が続くと毛細血管が壊れていってしまいます。だから、糖尿病がひどくなると足先が壊死して切断なんてこともあるくらいです。

なので、早く血液中の糖をどうにかするために、膵臓からたくさんのインスリンが出て一生懸命血液中の糖を細胞に取り込む指示を出すんですが、身体の糖を処理することで手いっぱいになるため、インスリンが脳まで回らなくなってしまうんです。

すると、脳の血液中に糖はあるものの、インスリンがないために、脳細胞に糖が取り込まれない。血糖値は高いのに脳は糖不足という状況に陥ります。

脳は、1日に約100gの糖を必要としますから、糖不足の脳は正常に働かなくなり、物忘れが引き起こされてしまうんです。

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脳が糖不足に陥っていないか調べるチェック方法

これで、血糖値と物忘れの関係が分かりました。

でも、物忘れや認知症は色んな原因がありますから、実際に糖不足が原因なのかどうかを調べる簡単な「物忘れしやすさチェック」方法をお伝えします。

「動物テスト」
◆1分間に動物の名前を言えるだけ言ってください。※干支は禁じ手です。

何種類言う事が出来ましたか?

このテストは動物を思い出しながら言う。そして、既に言った動物を覚えていられるかがポイントになります。前に言った動物を忘れて同じ動物を言った場合はカウントできません。

通常1分間に14種類以上言えれば正常とされています。もし、13種類以下だった場合は、あくまで目安なので今すぐ危険という訳ではありませんが注意が必要です。

昔、動物園に勤めていたなど動物に強い方もいるので、果物とか野菜とか変えてやってみて下さい。

このテストは作業記憶が正常に働いているかを調べるものです。作業記憶とは、作業をしている時に、一時的に覚えておくために使う記憶力の事で、血糖値が高くなると、この作業記憶が低下しやすくなります。

高血糖による物忘れを防ぐためには?

高血糖になると、脳までインスリンが回らなくなるとお伝えしてきましたが、どうすれば高血糖による物忘れを防ぐことが出来るのか?

脳でインスリンを効きやすくするためには、月並みですが食事や運動など生活習慣の改善が最も大切です。糖質による認知症状を改善するにはそれが一番効果的です。

では、実際にどんなことをすれば良いのかというと、

● 週に2~3回の有酸素運動

● 適度な糖質制限

お散歩をいつもより大股で歩いてみたり、今まで、おやつにお饅頭を1個食べていたところを半分にしてみたり、糖質であるご飯を1食100gにしてみたり少しづつやってみましょう。野菜を先に食べるのも効果的です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

全然関係ないようで、密接に関係していた血糖値と物忘れ。

高血糖が続き、脳にインスリンが届かない状態が続くと、脳の神経細胞にもダメージを与えます。その状態が長く続くと脳細胞が死滅して本格的な認知症の原因にもなりますので、そうなる前に血糖値をコントロールして対策をしっかりしたいものですね。

最後まで読んでくださってありがとうございました。(*^▽^*)

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